目次
このレッスンでは、文の要素と品詞について学習します。ここは、重要です!
1.文の要素と品詞がわかれば英語がわかる!
2.名詞は、主語、目的語、補語に入る
3.名詞とセットで使われる形容詞(限定用法)
4.例題を通して形容詞の限定用法を理解しよう!
5.名詞とセットで使われる形容詞は、当然、名詞と同じ場所!
6.補語に入る形容詞もある(叙述用法)
7.STEP2では、名詞と形容詞に着目!
8.文の要素と品詞の練習問題
9.英文法の練習問題(形容詞)の解答
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文の要素と品詞がわかれば英語がわかる!
文は、主語、動詞、目的語、補語からできていました。
言い換えるならば、主語、動詞、目的語、補語というパーツ(部品)を組み立てれば、文ができるのでした。
わからなければ復習してくださいね!
文型 | 日本語 | 英語 |
第一文型 | 主語+動詞 (例)「猫が」「走っている」 |
主語+動詞 (例)「A cat(猫)」「is running(走っている)」 |
第二文型 | 主語+=+補語 (例)「彼は「先生」 |
主語+be動詞+補語 (例)「He(彼は)」「is(be動詞)」「a teacher(先生)」 |
第三文型 | 主語+目的語+動詞 (例)「私は」「野球を」「する」 |
主語+動詞+目的語 (例)「I(私は)」「play(する)」「baseball(野球)」 |
ここでは、主語、動詞、目的語、補語をもっと詳しく見ていきます。
かなり重要なところなので、しっかりと読んでくださいね!
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名詞は、主語、目的語、補語に入る
物や人の名前のことを名詞と言います。
※ほかにも名詞はありますが、ここでは割愛します。
(例)名詞の例
みかん、リンゴ、机、テレビ、本、車、犬、猫、マイク、ケンジ、花子
さて、名詞ですが、文の要素のどこにあると思いますか。
いきなり聞かれても、どういうことなのかよくわからないと思います。
じっくりと考えていきましょう!
さて、まずは、つぎの文から名詞を抜き出してください。
主語 | 目的語 | 動詞 |
マイクは | ゲームを | している |
名詞は「マイク」と「ゲーム」ですね。
マイクとゲームは、主語、動詞、目的語、補語のうち、どこにありますか?
マイクは主語、ゲームは目的語にありますね。
このように、名詞は、主語と目的語に入ります。
つぎに、つぎの文から名詞を抜き出してください。
主語 | = | 動詞 |
太郎は | = | 先生 |
名詞は「太郎」と「先生」ですね。
太郎と先生、主語、動詞、目的語、補語のうち、どこにありますか?
太郎は主語、先生は補語にあります。
このように、名詞は、主語と補語に入ります。
まとめます。
・名詞は、主語、目的語、補語に入る
・逆からいえば、主語、目的語、補語は名詞であることがある
今の段階では、「名詞は主語、目的語、補語に入ることがある」「主語、目的語、補語は名詞なのかなー」というくらいの理解で構いません。
「補語は名詞であることがある」ですが、「あることがある」となっているのは、必ずしもそうではないためです。現時点では気にしなくても構いません。
名詞とセットで使われる形容詞(限定用法)
駐車場に4台の車があったとします。
「駐車場から、車を持ってきてください」と頼まれたら、どの車を持っていきますか?
黄色い車を持っていけばいいのか、白い車を持っていけばいいのか、どの車を持っていけばいいのかわかりませんよね。
しかし、もし「赤い車」を持ってきてくださいと言われたら、「赤い車」を持っていけばいいとわかるのではないでしょうか。
つまり、「車(名詞)」だけでは、どのような車か具体的にはわかりませんが、「赤い」がつくことによって、どのような車か具体的にわかるようになるわけですね。
「赤い」のように、どのような名詞(車)なのかを説明する語句を「形容詞」と言います。
(ポイント)
1.どのような名詞なのかを説明する語を「形容詞」と言います(形容詞の限定用法といいます)。
2.形容詞を見つけたら、< >でくくる癖をつけましょう。
「形容詞+名詞」のように、名詞とセットで使われる形容詞の用法を「限定用法」といいます。もちろん、この言葉を覚える必要はありません。参考書に出てくることがあるので書いているだけです。
例題を通して形容詞の限定用法を理解しよう!
それでは、例題を解いてください。
例題
(例文)「かっこいい青年」に着目してください。どのような「青年(名詞)」なのか説明している語(形容詞)を見つけてください。
どのような「青年」ですか?
背の高い青年ですか?
ドラムをたたいてる青年ですか?
違いますね。
「かっこいい」青年です。
だから、答えは「かっこいい」です。
かっこいいは、どのような青年(名詞)なのか説明しているので形容詞です。
「<かっこいい>青年」のように、形容詞をみつけたら、<>をつける癖をつけておくといいですよ!
名詞とセットで使われる形容詞は、当然、名詞と同じ場所!
名詞とセットで使われる形容詞ですが、文の要素のどこにあると思いますか。
いきなり聞かれても、どういうことなのかよくわからないと思います。
じっくりと考えていきましょう。
さて、まずは、つぎの文から「名詞と形容詞のセット」を抜き出してください。
主語 | 目的語 | 動詞 |
青い車が | 黄色いタクシーを | 追い抜いた |
「青い(形容詞)+車(名詞)」と「黄色い(形容詞)+タクシー(名詞)」がありますね。
で、「青い(形容詞)+車(名詞)」は主語、「黄色い(形容詞)+タクシー(名詞)」は目的語にあります。
このように形容詞と名詞のセットは、主語と目的語に入っています。
つぎに、つぎの文から名詞と形容詞のセットを抜き出してください。
主語 | = | 補語 |
彼は | = | 面白い先生 |
「面白い(形容詞)+先生(名詞)」がありますね。
で、「面白い(形容詞)+先生(名詞)」は補語にあります。
このように、名詞と形容詞のセットは、補語に入っています。
まとめます。
・名詞と形容詞のセットは、主語、目的語、補語に入っている
・逆からいえば、主語、目的語、補語は名詞と形容詞のセットであることがある
「あれ? どこかで読んだぞ?」と思いませんでした?
そうです。
先ほどの名詞の話と同じです。
名詞と形容詞はセットなので、名詞があるところに形容詞がくるのは当たり前の話ですね!
補語に入る形容詞もある(叙述用法)
「その花は美しい」という文に着目してください。
「〜しい」となっているのは形容詞です。
よって、つぎのようになります。
主語 | = | 補語 |
その花は(「花」は名詞) | = | 美しい(「美しい」は形容詞 |
このように形容詞は、形容詞だけで補語に入ることもあります。
補語に形容詞が来るときの用法は「叙述用法」といいます。もちろん、この言葉を覚える必要はありません。参考書に出てくることがあるので書いているだけです。
STEP2では、名詞と形容詞に着目!
まとめます。
名詞は、主語、目的語、補語に入りました。
実際、「花子(名詞)」は主語の位置にありますよね。
※車も名詞です。目的語の位置にあります。
名詞と形容詞のセットは、名詞と同じく、主語、目的語、補語に入りました。
実際、「高価な(形容詞)+車(名詞)」は目的語の位置にあります。
主語 | 目的語 | 動詞 |
花子は | 高価な車を | 買った |
文のパーツ(部品)は、主語、動詞、目的語、補語ですが、それらをもっとじっくりとみると名詞や形容詞なのですね!
それ以外もありますが、STEP2ではここまでの理解で構いません。
ちなみに、STEP2では、いろいろ学習していきますが、文の要素、名詞と形容詞に着目するとより英語が理解できるようになります。
そのためにこのページにあることは大切なので、しっかりと練習問題を解いてくださいね。
文の要素と品詞の練習問題
それでは、練習問題を解いてみましょう。
実際に練習問題を解かずに、練習問題と答えを見比べて、わかったつもりになる人がいますが、それはお勧めできません。
解答を見る前に一度自力で解いてみてください。その際、何かいらない紙に解答を書くといいですよ。
練習問題
文の要素を見つけてください。その際、形容詞があれば、形容詞に<>をつけてください。
1.彼は面白い本を買った。
2.彼は新しい車を売った。
3.私は赤い車を買った。
4.彼女は赤い車を持っている。
5.私は美しい少女を見た。
文の要素と品詞の練習問題1の解答
それでは、練習問題の解答です。
練習問題 解答
1.主語:彼は、目的語:<面白い>本を、動詞:買った
2.主語:彼は、目的語:<新しい>車を、動詞:売った
3.主語:私は、目的語:<赤い>車を、動詞:買った
4.主語:彼女は、目的語:<赤い>車を、動詞:持っている
5.主語:私は、目的語:<美しい>少女を、動詞:見た